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掃除が始まると共に飛舞は山岡君がいるクラスにいってみた。
山岡君は掃除が始まっているのにも関わらず、部屋の隅にいて口をあけ天井をみながらぼーとしている。
そこに突然、山岡君の近くに誰かが近寄る。
確か彼はてすま君と言った名前だったはずだ。
やがて、二人は何か話しはじめた。
「ヤナタニチヤ? カチナヤヌユ。」
「タヤニヤナキイヤナ。ニタヤカヌ!」
「ハキーハキー!」
「ハキーハキー!」
彼らはハキーとか連呼しながら頭の上に手をやり、小刻みにジャンプしていた。
この高文明な時代に、彼らだけは、旧石器時代の存在にみえた。
彼らは地球がほろびても、生きていけるだろう。
そんなことを思った彼は山岡君に話を聞こうと思ったが、二人だけの儀式を邪魔してはいけないと思い、掃除に行った。
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