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よく調べて見ると様々な魔法陣が組み込まれていた。音声一方遮断、盲点化、物質硬化、魔法反射、自動召還、解除不可など。
そこで背中からシルナの剣を取り出し鍵穴に差し込む。
鍵穴が回りカギが開いたような音がした。
そっと戸に触れ、何も起こらない事を確認してからゆっくりと押し入る。
薄暗闇の中、家具など見えなく音も無い。
誰もいない、そう思った時だった。
突如、何者かが走ってきた。
まだ暗闇に慣れてなかった目がナイフを捉えた。
常人なら咄嗟で驚いて固まるか、もしくは手を出して守だろう。
だが奇襲攻撃には剰りにも手慣れしている相手には詮無き事、驚く感情がでる前に条件反射で相手を薙ぎ飛ばした。
音を立ててナイフが足元に落ちて奇襲者は向こうの壁に叩きつけられた。
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