5月の日曜

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だから今回も少し軽く考えていた。たぶん父もそうだったんだろう。だからあんなにいつもの口調でいたんだ。 でも、それは全部憶測で私はまったく今のじぃちゃんの様子を知らなかった。 さすが『ともぞう』と呼ばれた男(祖父)の息子と孫だけあって、なぜ、どんな状況で、意識は有るのかなどまったく話さないまま電話を切ってしまったのだ。 旦那に突っ込まれやっと気が付いた。
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