普通を壊した一日

8/18
前へ
/20ページ
次へ
「わかることは、私の親友を殺したのはあいつってことだけ。あいつが憎い。あいつが憎い。あいつが憎い。あいつが憎い。あいつが憎い。あいつが憎い。あいつが憎い。あいつが憎い。あいつが憎い」 「まぁ……軽い冗談はこの辺にしといて。出席はとらなくていいな?少ないから顔を確認するだけにする」 「軽い冗談?……………………ホンマすか?」 「みんな、各自理由があるらしいが先生はわからん。それじゃ授業始めるぞ~」 誰が本当のお父さんなのか。誰が親友を殺したのか。わからないまま授業が始まった。 沙耶は、かなり頭がこんがらがっていた。 「それじゃあ、みんな!昨日、もってこいと言った物を出してくれ」 そうして、沙耶以外のみんなは鞄からあるものを取り出し、机に置いた。 「サラダ油……?……ホンマすか?」
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加