ホンマすか学園~不幸な少女の一日~

普通を壊した一日

「それじゃあ。みんな。自分の身体にサラダ油を塗りたぐるんだ」

「……ホンマすか？」

そうして沙耶以外のみんなは、サラダ油を身体に塗りだした。というより頭からぶっかけた。

「おい。沙耶。お前は持ってきてないじゃないか。単位やらんぞ？」

「……ホンマすか？」

「一回目だから見逃すが、次から気をつけろ」

「はい………」

そうして１時間目の授業は、みんなサラダ油を全身に浴びるだけで終わりを告げた。

そうして、沙耶は自分がどういう状況にいるのかわからずに２時間目が始まった。