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ヒットポイント残りわずかなせいもあって、沙耶は頭がこんがらがっていた。
「沙耶。聞いてちょうだい。お母さん大事な話あるから」
「お父さん…ちがっ……お母さん…。話って?」
「あなたはね、お父さんとお母さんの子供ではないの。お母さんと浮気相手の子供なのよ」
「え……。お父さんは本当はお母さんで、お母さんは本当はお父さんだから、その浮気相手は本当は性別がちがくて………えっ………お父さんがお母さんでお母さんがお父さんだから私はお母さんの浮気相手の子供ってことでお父さんが本当はお母さんだからお父さんの浮気相手?それとも本当のお父さんは今までお母さんだったからその浮気相手?うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
完全に違う意味で頭がこんがらがった沙耶。
「……ホ……ン……マ……すか~……」
こんがらがったまま、朝の食事を終えた。
沙耶は、こんがらがったまま学校へ行くことになってしまった。
「お父さん。っちが……お母さん……え……本当のお母さん?それとも今までのお母さん?え?……いや………いってきます………」
完全にこんがらがってしまったようだ。
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