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「アルフ…母さんや他の人に迷惑かけちゃダメだよ?」
「わかってるよ、フェイトに心配かけさせないからパーっと遊んできなよ。」
「うん…ありがとう。」
「フェイト、そろそろ間に合わせの時間じゃない?」
「あ、本当だ…。」
指摘されたフェイトは時計で時刻を確認するとアルフの代わりに大荷物を抱え玄関から外へと向かう。
「…母さん、アルフ。」
「はい。」
「うん。」
「行ってきます。」
「いってらっしゃい。」
「おう!」
開いた扉のすれ違い様、フェイトはしっかりとした物言いで2人に行ってきますと口にする。
一片の曇りもない明るい幸せそうな表情で彼女は家を出て行った。
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