被害者の友人と被害者を恨む女性の問題

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「おや、こんな時間か」  松原はリビングの時計を見上げ、そんなつぶやきを漏らすと、 「それじゃあ、そろそろ帰るよ」そう言って重い腰を持ち上げる。 「もう少しゆっくりしていけばいいのに」  春香が引き留める様な言葉を言うが、松原は首を振ると、 「十分長居しすぎたからな」と、玄関に向かって歩き出した。
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