日商簿記二級

有価証券

ケース８ 売買目的有価証券の追加取得、売却、評価

問題
当社は、売買目的でセフォー株式会社の株式を一株600で１０株を購入し、手数料200含めて現金で支払った。

（借）売却目的有価証券6200
（貸）現金6200

取得原価は、600*10株+200より6200です。

当社は、売買目的でセフォー株式会社の株を一株612で20株追加購入し、手数料250と一緒に現金で支払った。
（借）売買目的有価証券 12490
（貸）現金　12490

取得原価は612*20株+250より12490です。

このうち、24株をマイク商店に一株620で売却し、現金で受け取った。
（借）現金 14880　有価証券売却損 72
（貸）売買目的有価証券 14952

売却価額と帳簿価額を計算し、売却が帳簿を下回るとその分を有価証券売却損とします。

一株の帳簿価額（6200+12490）÷（10株+20株）＝623
623*24＝14952帳簿価額
620*24＝14880売却価額

有価証券売却損＝売却価額－帳簿価額＝72

決算におき、売買目的有価証券は、帳簿価額が3738だあるのが時価は3600であった。

（借）有価証券評価損 138
（貸）売買目的有価証券 138

決算整理前の帳簿価額に対して時価は138少ない為、売買目的有価証券を138減少させ、値下がり分は、有価証券評価損とします。