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1:愉快なる変人
「そう、その時から、僕は正義と言う単語を用いる人間が大嫌いなのだよ!
分かるかい? 男に性的な目――あぁ、仮面はしてあったか、性的興奮の対象にされることの恐怖を!!
吐き気がするよねぇ、と言うか本当、死んでしまえよ屑野郎とか思っちゃうよねぇ。
しかも、自分が憧れていた正義のヒーローの格好した人物が本当にただの変態だったって言うんだから、ドン引きだよねぇ。君、分かるかい? 僕のあの時の絶望を。
そんなことが純真無垢な少年時代に起きてごらんよ、そりゃあ性格だってどナナメだよな、と色んな人間に言われても仕方ないと思わないかい?
でも僕は至って正常。君にはそこをキチンと理解して貰いたい訳だ。アンダースタンド?」
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