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先に仕掛けたのはアッチだ…と秀哉は思った。 すると男は、勢い良く冬華に飛びかかった。 「冬華ちゃん!」 しかし冬華は体を反らし、それをよけた。 無様にテーブルに突っ込む男。 冬華のパスタを頭から被った。 「だっさ…」 「くっそ…この女!」 避けて、冬華はみぞおちに蹴りを入れた。 相手はうずくまった。 「…秀哉!どうした?」 涼雅が来て、秀哉は簡単に説明をした。 「…馬鹿だな。冬華の父親は警視総監で、護身術を教えてるから強いぞ」 「聞こえてねぇだろ…あれ」 秀哉は苦笑いしながら言った。 「安藤さん…友達の悪口言ったら、次は許しませんから」 水をかけると、冬華は社員食堂を出ていった。 .
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