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「あ…ありがとうございます」
「ちゃんと食べるように。細いんだからな」
そう言ってカバンを渡した。
「水無月からだ。もう放課後だからな」
「え…あたし、そんなに寝てたんですか!?」
起き上がって壁の時計に目をやると、5時をさしていた。
「すみません…帰りますね」
そう言って立ち上がろうとすると、ふらついた。
「おっと…大丈夫か?やっぱりまだ残ってろ」
「え…?」
「もうすぐ俺の仕事終わるから送ってやる」
と言いながら、涼雅は苦笑していた。
なにが送ってやるだ…ただ理由つけて一緒に居たいだけじゃないか…
「え…でもいいですよ」
「いいから。フラフラな生徒を放っておけるか」
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