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「じゃあ…お願いします」 冬華は困惑気味に言った。 プリンスと会うなんて、夢にも思ってなかった… 「神崎は、いつも木の下のベンチに居るよな」 「…先生、あたしのこと知ってるんですか?」 「よく見かけるから。まさか倒れるとは思わなかったが」 そう言って、お茶を出した。 「先生…ストーカーみたい」 「ストーカーってお前…人が心配してんだぞ?」 「はいはい……ありがとう、先生」 そう言って笑った。 やっべ…マジ可愛すぎ。もろタイプだし。 「…じゃあ、行くか。もう終わったし。職員の駐車場で待ってろよ?」 冬華は頷くと、先に駐車場に行って待った。 .
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