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「…ほら、乗れ」
黒の車は、大人の感じを出していて涼雅にピッタリだった。
「…ありがとうございます」
「いいって。家はどの辺だ?」
「ここをまっすぐ行って曲がった青い屋根の家」
そう言うと、涼雅は車を発進させた。
何故か沈黙が続く…
それを破ったのは、涼雅だ。
「神崎は…彼氏いないのか?」
「ん~…いない。てか元カレにストーカーされてるし」
「は?」
「一年前まで付き合ってたの。1ヶ月だけね…手も繋いでないしキスもしてないけど」
「好きだったのか?」
「アッチから一方的に言い寄って来たんです…別れて最近になってストーカーされてる」
涼雅は驚いて振り向いた。
簡単に言ってるが、危ないんじゃないのか…?
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