752人が本棚に入れています
本棚に追加
「…こんな話、先生にしないですね。すみません…今のは忘れちゃって下さい」
「…悩みあんなら、保健室に来いよ。神崎…無理してんじゃないか?」
涼雅は、4月に学校に来てから冬華に一目惚れした。
木の下のベンチにいる冬華を…
ずっと冬華を見ていて、気づいたのだ。
友達と居る時は普通だが、一人になると溜め息をつき、辛いのを堪えているように…
「…わかった。何かあったら保健室に行くね?てか先生こそ居るでしょ?」
「なにが?」
「彼女。モテそうじゃん…てか女生徒にはモテてるけど」
「居ないよ…気になる奴はいるけどな」
そう言って外を見た。
「まさか…生徒?」
「だったら何だよ?」
「いや…先生なら、付き合えるじゃん。モテモテだもん」
.
最初のコメントを投稿しよう!