7/9
前へ
/201ページ
次へ
「…こんな話、先生にしないですね。すみません…今のは忘れちゃって下さい」 「…悩みあんなら、保健室に来いよ。神崎…無理してんじゃないか?」 涼雅は、4月に学校に来てから冬華に一目惚れした。 木の下のベンチにいる冬華を… ずっと冬華を見ていて、気づいたのだ。 友達と居る時は普通だが、一人になると溜め息をつき、辛いのを堪えているように… 「…わかった。何かあったら保健室に行くね?てか先生こそ居るでしょ?」 「なにが?」 「彼女。モテそうじゃん…てか女生徒にはモテてるけど」 「居ないよ…気になる奴はいるけどな」 そう言って外を見た。 「まさか…生徒?」 「だったら何だよ?」 「いや…先生なら、付き合えるじゃん。モテモテだもん」 .
/201ページ

最初のコメントを投稿しよう!

752人が本棚に入れています
本棚に追加