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「モテモテな…お前は?俺にそんな気無いのか?」
「あたし?うーん…先生ってだけしか知らないから、好きとか分かんない」
「そうか…」
「でも、応援するね?先生なら大丈夫だと思いますよ」
そのモテるのが、特定の人物にもあるといいが…こりゃ絶対に無いな。
涼雅は溜め息をついた。
「あ…あたしの家はここです」
「この家か?でかくね?親は何してんだよ」
「え…公務員」
警視総監も、公務員だよね…?
と思いながら答えた。
「…じゃあ、またな」
「あ…先生、ありがとうございました」
冬華はそう言って家に入った。
涼雅は見送ると、ゆっくり車を走らせた。
「…やっぱり好きだな。これでアイツの中にも俺の存在があるといいが」
そう言いながら、笑っていた。
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