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そして次の日。
馨に付いてきて貰い、冬華は保健室に行った。
「失礼します…月崎先生。あたしケータイ忘れてませんでしたか?」
「あぁ、これだろ?」
青の雪の結晶のストラップが着いたケータイを渡した。
「あ…ありがとうございます」
「忘れんなよ。何回も電話あったから電源切ったぞ」
電源を入れると、何十件もの不在着信が…
全部、元カレの裕太からだ。
「げ…とうとう電話まで?」
「どうしたの?…これ尋常じゃないわね」
馨も固まった。
「…アイツ、暴力団にも入ったらしいわよ。一人で学校から帰らないでね」
「え…でも、他の人と帰り道違うのに…」
瑠威は、彼女を送るから無理なのだ。
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