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「…綺麗だな」 「え?」 「今日は、何回も惚れ直してるってことだけど」 「……あたしもだよ」 真っ赤になりながら言った。 すると司会者が、 「先程からイチャイチャしてる二人ですが、ここで友人代表のスピーチです」 その言葉にみんな笑った。 涼雅も苦笑い。 まずは新郎の友人…橘秀哉からだった。 「え~幼なじみの橘秀哉です。昔から涼雅は、こんな風にカッコいいからモテてました」 「いらん事言うな」 「だけど、本気で好きになる事はありませんでした。近寄る女は御曹司の涼雅を狙っていたから…」 その言葉に、冬華も頷いた。 「でも…そんな涼雅が本気で好きになったのが、冬華ちゃんでした。彼女のおかげで、涼雅も救われました」 「秀哉…」 .
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