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「なにそれ…あ、兄貴って怒らすと怖いよ?冬華さんに触れた男は殺りそう」 「…あ~…うん」 風雅の言葉に頷いた。 ちょっと分かる。 「冬華さん!おめでとうございます!」 「あ、莉緒。ありがとう」 「姉さん、馬子にも衣装だね」 「…終わったら覚悟しなさいよ瑠威?」 そう言いながらも笑った。 すると、馨や昌樹が来た。 「冬華…あんた、この人達、何なの?」 大量の名刺を渡された。 「なにこれ?」 「さぁ…外に出たら、『月崎様の新婦のご友人ですか?これ渡してください』って」 「…あぁ。取り入りたいんだろうね、あたしに」 冬華は以前のパーティーを思い出した。 .
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