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「ふぅ…一人相撲もいいとこよね。あたしが断ってもしつこかったし…」
元カレは、中学でもどちらかと言えば派手だった。
髪を染め、ピアスして…
冬華も中学時代から美人で有名だったため、目を付けられた。
いつも冬華を自慢していて…冬華は呆れて、1ヶ月でふったのだ。
それが…まさかストーカーになるなんて当時の冬華は考えも付かない。
高校さえ離れれば、もう会わないと思っていたのに…
1ヶ月前、偶然会ってしまいストーカーされている。
「…やっぱり、男なんて大嫌いだわ」
一人、ぽつりと呟いた。
自分の見栄を張るために、告白してくるバカ男子なんて…願い下げよ。
自分の事をホントに思っている人としか…付き合わない。
「…居ないよね」
そんな言葉も、教室の騒音に呑まれて聞いた人はいない。
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