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まさか…プリンスが笑った所なんて初めて見た。 意外と…カッコイイんだな。 「…今んとこ、被害は電話だけか?」 「えっと…待ち伏せされてたりとか?」 その瞬間、車を脇に止めた。 「…後ろから来てるアイツか」 ミラーを見ると、バイクで後ろに着けてる元カレ… 「! 最悪…」 「巻くから遠回りになるぞ」 そう言うと、涼雅は車をUターンさせた。 いきなりだから追いかけてこない… 「…お前、男見る目ねぇのか」 「だから、一方的にです!あんなヤツ…一瞬でも好きになってませんから」 そう言うと、冬華は外を向いていた。 「…とにかく、絶対に一人になるなよ。休日とかも一人になるなよ?」 「わかってますよ…」 .
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