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「…あれ?」
冬華は、頭がクラクラしてベンチに倒れた。
もともと少食の冬華が、更に食べなくなったのだ…
栄養失調で倒れるのも、無理は無い。
「…神崎?神崎!」
遠くで呼ばれた。
冬華は、そのまま意識を手放した…
すると焦った様に走って来た人が居た。
校医…月崎涼雅だ。
冬華を抱えると、保健室に向かって行った。
「ん…ここ…」
「気がついたか?あのベンチで倒れてたんだぞ」
「あ…月崎先生」
冬華は改めて見渡すと、保健室だと気付いた。
「2年の神崎冬華だな?栄養失調だよ」
「え…あの」
「すぐそこのベンチで倒れるの見たから、運んだんだよ」
学校で美形と名高い校医が目の前に居て、ビックリしている。
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