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教室にはすでに葵ちゃんがいた。
「あっ、錬樹君お帰りなさい」
「ん、ただいまぁ」
返事をしながら席をずらして葵ちゃんのとなりに座る。
「はい、お弁当です」
「ありがと~」
葵ちゃんが僕と雷斗くんにお弁当を渡す。
今日のお弁当当番は葵ちゃんの担当だ。
受け取ったお弁当を開けて玉子焼きを口に入れる。
「うん、うまい」
「ぁ、ありがとうございます……」
素直な感想を告げると葵ちゃんが顔を赤くする。
うん、可愛いね。
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