プロローグ

5/10
前へ
/276ページ
次へ
「男子!! 足止めるな!! 走れ!!」 体育教師である剛田の声がかかる。 もうすぐ、体育祭が近い為、体育の授業に熱が入る。 「あの先公、うざいッスよね」 僕の隣を走っている雷斗くんから声を掛けられる。 「う~ん……まぁ、剛田だし仕方ないんじゃない? ねぇ? 洋一」 「そうだな」 僕が隣を走る洋一に振ると洋一も同意する。 「そこー!! しゃべるな!!」 「あ゙ぁ゙ー、うぜぇぇ!!」 雷斗くんが文句を言いながら僕を抜かす。 ふぅ…… 「追いかける?」 「ん、そうするか」 僕と洋一も雷斗くんを追って加速する。
/276ページ

最初のコメントを投稿しよう!

269人が本棚に入れています
本棚に追加