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「聞いてる?!」
「すみません!!」
「まったく…隼人は…」
十代目は、タバコを酷く嫌う。うっかりしてた。
「まったく…あ、じゃあ俺はここで」
「送って行きますよ」
「寄るとこあるし、いいよ」
十代目は、すまなそうに手を振る。
「あ、じゃあ」
満面の笑みで手を振り返す。
でも、この幸せは長くは続かなかった。
十代目から背を向けた瞬間…
キキィー!!!!!ドン!!
鈍い音がした。
まさかと思って振り向くと…
頭から血を流して倒れる十代目…
「十代目!!!大丈夫ですか!?」
駆け寄り、声をかける
揺すっても、反応がない。
「十代目!!!十代目!!」
「君!!揺すったら駄目だ!!」
そんな声は聞こえない。
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