夕暮れの階段

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そんな私の目線に気付いた裕也さんは 「ミオにね……。 でもこれくらいで許してもらえるのだとしたら、俺はいくらでも受けるよ」 と自分の左頬を触りながら言う。 私はその上から優しく、裕也さんの頬を触った。 少し熱を持ったその頬に触れながら、私達の視線が合わさった。 そのまま裕也さんは、真っ直ぐ私を見つめる。
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