6181人が本棚に入れています
本棚に追加
「君を好きと言ってもいい?」
不安そうな瞳で、私へそう聞く。
心地よく心に響く裕也さんの声。
そして私は溢れ出そうになる涙をこらえ、コクりと頷いた。
その答えに、裕也さんの瞳が優しく潤む。
そしてゆっくりと裕也さんの顔が近付き、私の手をそっと握りしめた。
胸の奥がとても熱い。
真剣な裕也さんの瞳と暫く見つめ合った後、そっと私は瞳をとじた。
都会の喧騒が、遠くに聞こえる。
そのまま私達はゆっくりと……。
唇を重ねた。
最初のコメントを投稿しよう!