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だらしなくお腹を出して食べ掛けのポテチを手に抱えて床で寝るたっちょん……
そのお腹をまるで枕のように頭に敷いてすばるくんは夢の中に飛び込んだ。
「あれ?すばるくんは?」
すると言い合ってた内と亮がやっとすばるくんがいないことに気付く。内が言ったその一言で二人はキョロキョロすばるくんを探してる様子。
ロッカーの中とか横山くんの足の下とか大倉の服の中とかそんな場所におるわけないやん!!てかたっちょんの横にすばるくんおるやん!!あほかほんまぁ…………
と呆れてると亮がすばるくんを一足早く発見したよう。内に見つからんようにしてるつもりなのか、ひっそりと歩いてすばるくんに駆け寄ると同じように体を床へ横にした。
直ぐ様すばるくんの寝顔をじっと見つめて幸せそうなりょー。…あかんな、亮の顔アイドルやない顔や。
「あ゛ぁ゛ぁ゛ー!!!!」
と突然内の叫び声。一部のメンバーが驚いて跳ね上がる。
驚き方が昭和やねん………というかわざとやろ?(笑)
椅子から何センチか飛び跳ねたまるが雛ちゃんにどつかれた。その横にいる横山くんも何故か犠牲になり、爆笑した雛ちゃんに頭をどつかれ不機嫌そう。
「なんねん。もー、お前(まる)ボケんなや。お前がボケることによって人一人を不幸にさせるんや。はん!」
そう放った横山くんに対してまるは未だにあほなことして雛ちゃんにすら無視される始末。だけどまるはめげないみたいです…
「でー、内はなんやったー?」
横山くんが悔しそうに唇噛み締める内に対して投げ掛けた。内は下唇を噛んだまま亮とすばるくんと大倉を指差した。
「りょーちゃんばっかずるいやん。みんなもこの状況許せるんー!?」
みんなの目先が一気に内の指の先に向くとみんなの顔つきが一瞬にして変わった。ひえぇーー
「にしきどー、何うちの姫に気安くベタベタしてんねん?あー?」
と声色変えて突っ掛かる横山くんに亮が驚いて後退り。
そうやねん、それだけすばるくんはうちのお姫様で、皆の癒しやねん。(笑)
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