始まり

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「店長ー!!ここに届いた宅急便おいときますよー!!」 店長と呼ばれた男は面倒くさそうに答えた。 店長「あぁ…」 男はタバコの煙をゆらしながら退屈そうにダンボールに近づいた。 店長「くそ。面倒くせぇな。なんだって俺がこんな事しなきゃいけねーんだよ。」 男はダンボールを開ける。 店長「やれやれ。今度は犬か。希少動物飼いたいなんて人間ってのはつくづく業の深い生き物だせ。」 ダンボールに入っていたのは天然記念物に指定されていて個人は飼えない動物だった。 店長「ほら。こっちこいよ。とりあえずこっちの檻においで。ほ~ら。いい子だ。行くよ?あ!!!いててて!!!噛むなよ!!!血が出たし。」 …始まりはこれだった。
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