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とりあえず芹沢さんから貰った刀は腰に差すとして
これからどうするか
歴史通りなら八月十八日の政変だったな
俺が居ることによってどうなるのか
今後、俺も壬生狼とか呼ばれて行くのだろうか
「あら~川合くん」
「青年か、お帰り」
前川邸に戻ると井上さんと勇さんが出迎えてくれた
「お二人ともご在宅でしたか」
「私は前川様のお手伝いをね」
井上さんは割烹着で、勇さんはいつもの着崩しだ
「私は軽く汗を流してお茶を頂いていたのさ…ん?青年の腰…」
確かに二人とも湯飲みを手にしている
「あぁ、芹沢さんの鍛練に付き合ったらくれたんですよ」
「せ、芹沢さんと…いやそれはともかく青年!!それは正家じゃないか!!」
備後三原守家正家(ビゴミハラノカミイエマサイエ)
芹沢鴨の愛刀であり古の武芸者達も欲した最上大業物
芹沢は水戸から来る際に城から持ち出したという設定にしました
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