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「華、言ってくれれば私が…」
「良いのよ～。今まで一人で頑張って来たんだから、これ位平気よ～」
………お袋は、疲労が溜まり、右足の骨が悪くなり、歩くことは勿論、立つことすら出来ない。ましてや左足は筋肉がずっと張っている状態で、松葉杖は使えず、車椅子と一生過ごす事になった。
親父は今まで、お袋に全てを任せてきた。兄貴と俺の事も含めて。
それなのに、親父がお袋にやってあげた事は、良い車椅子を買って、車椅子でも普通に通れるように家を改築した位だ。
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