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「いらっしゃっいませ~」
笑顔で玄関を開けるとそこにはテレビに出て来ても違和感を感じないだろう美女が立っていた。
長髪のサラサラな黒髪、整った顔立ち、
年齢は二十代前半だろうか?
なんか…こう…大和撫子を絵に描いたような人だった。
「…え?」
声が聞こえた後ろを振り返ると、犬神家スタイルを抜け出した兄が口をあんぐり開けて突っ立っていた。
おそらく髪のカーテンに隠れた目は真ん丸になっているのだろう。
しかしなんでこんな美女がうちに来たのだろうか?
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