平凡な生活

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晴義「痛っ…。」 「起きろ、晴義。」 どこからか聞こえてくる声。尖ったまるで心を突き刺してくるような声が、頭の奥深くで何回も響いている。 目の前を見ると、ぼんやりと光と影が見える。 もう一度よく見ると、影の正体は先生であった。 晴義「ぁぁ、夢だったのか…。」 先生「昨日も遅くまでゲームしていたのか!」 晴義「はい…。」 先生「もう寝るなよ。…と言ってもお前は寝るだろうな。授業が遅れるから続きを始めるぞ。」 毎日のように晴義は怒られていた。 このうるさい先生の名前は、 森本 清広(モリモト キヨヒロ)生徒からはハゲと呼ばれている。 日本史の教諭であり、俺の担任だ。
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