繰り返しが終わる時

2/4
前へ
/8ページ
次へ
今日も、まだ動こうとしない体を無理やり動かして昨日も一昨日も通った道を繰り返して通る。 狭い教室の自分の座席に座り、他人と空間を共和する。 終礼のチャイムが鳴ると、大貴とゲームをするために全速力で家に帰る。 こんな日々が永遠に繰り返されていくと思った。 しかし、この繰り返しが終わるときが突然きた。 今日は晴義が一人だった。 大貴の座席がポカンと空いていたのだ。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加