繰り返しが終わる時

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―朝のホームルーム ハゲ「えー…。今日、塩崎は風邪で休みです。」 と言った瞬間、クラス中がざわつく。 「あの塩崎が休みかよっ!」 一回休んだだけでこんなに言われている大貴が、どれだけエリートなのかが改めて晴義は分かったような気がした。 放課後、ハゲに呼ばれて職員室へ向かった。 ハゲ「こっちだ、愛野。」 手招きされながら、晴義は担任のところへ向かう。 ハゲ「塩崎のことなんだが…何か知らないか?」 晴義「え…?風邪って朝言っていたじゃないですか??」 ハゲ「実は…昨日から行方不明なんだ。親御さんの要望で風邪となっているが…。」 晴義「えっ…行方不明!?」 ハゲ「やはり愛野も知らないか…。おっと、このことは内密にしておいてくれ。」 晴義「…分かりました。」
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