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放課後、すっかり元気をなくした晴義が学校を後にして、毎日大貴と二人で歩いていた道を一人で帰る。
晴義「あっ!猫。」
晴義は猫が好きだった。
塀の上から、一匹の猫がこちらをじっと見ている。
晴義「おいでー」
晴義が手を差し延べると、猫は全力で逃げて行った。
晴義「なんでいつも逃げられるのかなぁ…。」
晴義は猫が好きだったが、いつもなぜか逃げられる。
大貴が昔、言っていたことが頭の中で浮かぶ。
「動物は本当に好きな人にしか懐かないんだよ」
晴義「本当に好き…か。好きじゃないのかなぁ…分からないや。それにしても、大貴…どこに行ったんだ?誘拐とか…。」
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