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「だだいま戻りましたぁ~」
相川
「おぉ、戻ってきたか。」
「はい、煙草の銘柄は俺と同じで良かったですよね?。」
相川
「あぁ。」
「それじゃぁ、夜勤がんばってねぇ~🎵」
そう言いながら俺はモニター室を後にする、自室に向っていると主人と出くわした、風呂上がりらしく髪が濡れていた。
哲平
「貴男は確か…」
「沢村です、警備員の沢村成一です。」
哲平
「あぁ、沢村さん、どうしたんですかこんな時間に?」
「いや、自室に戻る途中です。」
哲平
「自室?ですか、」
「えぇ、俺は特別にこの屋敷に部屋をいただいているんです。」
哲平
「そうなんですか、知らなかった。」
「まぁ、この広さですからね、無理もないでしょう、Partyはどうでしたか、大変でしょう。」
哲平
「はい、色んな人からもみくちゃにされて…」
「まぁ、有馬の次期当主となる方ですからね、貴男は。」
哲平
「悪いんですけど、少し話相手になってくれませんか?」
「はぁ?、話相手ですか?、それなら藤倉さんが…」
哲平
「優さんはちょっと…、頼りになるんだけど、なんていうか…」
「まぁ、解らないでもないです。」(苦笑)
暫らくは雑談や悩み愚痴、学園での出来事を聞いた
「やはり鳳条院聖華と一悶着あったようですね。」
哲平
「沢村さんは知ってるんでしょ、聖華さんとお爺ちゃん間に何があったかを。」
「えぇ、知ってはいますが、俺の口から軽々しく言っていい事じゃないんです、ただ、一悶着あったとしか言えません」
哲平
「…そうなんだ。」
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