話相手?俺が?

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藤倉 「えぇ、華やかなだけではない、人の心の闇が渦巻く世界、それがこの世界の実状」 「……藤倉さん、こんな言い方おこがましいかもしれませんが、俺は今弟の成長を見守る兄のような心境なんです、俺も貴女と同じで孤児院の生まれです、弟妹達をいつも見守ってきました、彼はちょうどそんな感じなんです、失礼かもしれませんがね。」 藤倉 「貴男もお優しい性格なのですね。」 「ハハッ(笑)、よく言われます。」 藤倉 「ふふっ。」(微笑み) 「まぁ、何にせよここ数年間が勝負ですね、彼が大輪を咲かせるか、蕾のまま枯れるか、まっ、そうならないためにも、貴女たちが居るんでしょうかね。」 藤倉 「はい。」 「じゃぁ、俺はこれで失礼しますよ。」 藤倉 「はい、お休みなさい。」 「貴女も無理しないでくださいよ、それじゃあ。」
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