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哲平
「さて、もう一頑張りか。」
パーティーも終わりとうとう哲平様の社交部入りの是非が決定する、少し離れたところから様子を見守る。
美女二人から誉められ、赤髪の少年から賛辞を受け、とうとう彼女のお出ましだ、さてさて、問題は無いとは思うがやはり心配だ、暫らくは静寂が辺りを支配していたが彼女が何かを言ったと同時に髪の長い少女が主人に飛び付いてきた、どうやら合格らしい、いや、ホッとしたよ。
少し話したら直ぐに鳳条院氏は帰ってしまった、皆も次々と解散して行く
「大変なのはこれからですよ、哲平様。」
誰に言う訳でもなく、階段の手摺りにもたれながら一人呟いていた。
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