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それから暫らくは彼女の学園案内に突き合わされた。
すれ違う生徒達に見られるのは恐らく学園内屈指の名家を誇る二人の美女が連れているのが制服を着てない不審な男性だからであろう
そして歩き疲れたのか彼女から、
シャル
「疲れちゃった、お茶にしましょう。」
と言い始めた、まぁ反対する理由もなく、仮に反対したとしても彼女の押し切られるであろうから反対など無意味であろう。
シルヴィ
「そうですね、ちょうど食堂も近いですから。」
「今更ながら俺は学園内をうろついて大丈夫なのか?」
シャル
「大丈夫、いざという時は私たちのお友達って言えば良いわ。」
―食堂内―
「…………」
さっきから周りの視線が気になるわけだが。
先ほど食堂に付いた俺たち三人は各々好きな飲み物を選んだ、学生証の無い俺はシャルがとってきてくれたコーヒーを飲んでいた。
「何だか周りの視線が……」
シャル
「気にしないで、もうあなたは私たちのお友達なんだから。」
シルヴィ
「そうです、周りの視線等気になさらず堂々としていればいい。」
「そういう事なら…」
俺は貰ったコーヒーを飲みながら少しリラックスしていた。
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