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鈴「魅姫ちゃん、冬花ちゃんおはよう☆」
朝、私は学校の友達に挨拶をした。
魅姫「おはよ☆」
彼女は櫻井魅姫(さくらい・みき)。私の昔からの親友。今もこうやって私の傍に居てくれる。お姉さん的存在。
冬花「おはようです。」
彼女は、神風冬花(かみかぜ・とうか)。冬花ちゃんは高校からの友達。まだあんまりお互いが分からないっていうか…でも、読書愛好家で冷静沈着。人と関わるのが苦手みたいで、余り喋らない。
至って変わらない…毎日。(平和だなぁ)なんて思っていると…
突然魅姫ちゃんが…
魅姫「あのね、鈴と冬花ちゃんに私から重大発表があります♪」
私と冬花ちゃんは、何だろうという顔をした。
魅姫「それはね…なんと…櫻井魅姫、これで、13人目の彼氏と付き合います♪」
鈴(……………。)
冬花(…………。)
魅姫「………って。アレ?どうしたの?」
鈴「魅姫ちゃん、それが重大発表なの?」
魅姫「……そうだよ?」
鈴「………くだらない(´ε`)」
魅姫「…。もしかしてさ、鈴…嫉妬してる?」
鈴「……なんで?嫉妬なんかする訳無いじゃん!なんでよ?」
魅姫「そっか。そうだよね。鈴が、「くだらない。」なんて言ってるから、モテる私に対して嫉妬してるのかと思ったわけ(笑)」
鈴「ムッ!私だって好きな人ぐらい、いるもんw馬鹿にしないでよねw」
魅姫「アハハ(笑)ゴメンゴメン♪えーっと、アラト…だっけ?」
鈴「アルトだよっ!!!」
冬花「……それって、タイム戦記の主人公?」
鈴「!!!冬花ちゃん、知ってるの?」
冬花「少しだけなら…読んだ事…あります…。」
魅姫「アハハ。鈴ってね、その小説のキャラクターが好きなんだって(笑)まったくさ、現実に好きな人、つくってほしいもんだよね。」
冬花「…鈴さんには悪いですが…同感です。」
鈴「とっ…冬花ちゃんまで!?」
魅姫「アハハ(笑)ほらほら、冬花ちゃんまで言われたね(笑)……っていうか、冬花ちゃんは好きな人とか居ないの?」
鈴「私も聞きたい!!!」
冬花「……いません。…それより…」
魅姫「?…あっ。」
鈴「……えー!冬花ちゃん、魅姫ちゃんより可愛いから、彼氏ぐらい居るんじゃないの?」
冬花「…いないのです。それより、早く席に戻った方が良いと思いますよ?」
鈴「………?はっw」
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