3人が本棚に入れています
本棚に追加
修験者は於莵羅狐の悪行を見過ごさなかった。
それに修験者は於莵羅狐の苦手なモノを知っていた。
それは犬神である。
過去に於莵羅狐は勢力を広げる為に犬神とも争ったことがあり、その時、右目と右足に深手を負った。
右足は動かせるまでに回復したものの、右目は遂に、光を見る事はなかった。それ以来、於莵羅狐は犬神を嫌い、避けるようになった。
修験者はこれを利用する手は無いと考え、犬神と話をつけて協力してもらった。激闘の末、等々、於莵羅狐を退治し、狐のお面に封印することができた。その時にお面の右目に大きなヒビが入ったという。
最初のコメントを投稿しよう!