於莵羅狐

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修験者は於莵羅狐の悪行を見過ごさなかった。 それに修験者は於莵羅狐の苦手なモノを知っていた。 それは犬神である。 過去に於莵羅狐は勢力を広げる為に犬神とも争ったことがあり、その時、右目と右足に深手を負った。 右足は動かせるまでに回復したものの、右目は遂に、光を見る事はなかった。それ以来、於莵羅狐は犬神を嫌い、避けるようになった。 修験者はこれを利用する手は無いと考え、犬神と話をつけて協力してもらった。激闘の末、等々、於莵羅狐を退治し、狐のお面に封印することができた。その時にお面の右目に大きなヒビが入ったという。
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