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久遠「やぁ、闇藤君」
雅也「先生。どうしたんですか?僕を呼び出すなんて…。」
そういった瞬間、また久遠先生は真剣な顔つきになった。
久遠「…君のその左腕について、わかった事があるんだ。
…とりあえず、座ってくれ。」
勉強机の双方にイスが置いてあった。
僕と先生は同時に座った。
久遠「…君のその左腕…。この呪いの解き方が分かったんだ。」
雅也「本当ですか?」
久遠「あぁ。…」
と先生は言葉を詰まらせた。
でもこの左腕はもう治らないとこの久遠先生は前に言った。
左腕の力を喰った「はぐれ」悪魔は、
その場で消滅した
先生によれば、力が一定以上になると、力は召喚した者に送られ悪魔は消滅するそうだ。
でも、その「はぐれ」悪魔を召喚した者は、この世界にはいなかった…。
だからと言って他の世界に逃げたとも考えられない。
無断で他世界に行くことは固く禁じられているからだ。
でも、先生が嘘をつくとも考えられない。
僕の為にいろいろ調べてくれたのだろうか?
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