左腕の呪い

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久遠「今は、何人か人間界に行って悪魔を退治しているんだ。    その中に、君の記憶で見た悪魔に似ている奴がいたんだ。」 悪魔の姿は使役しようとするものが想像した姿で召喚される。 一度想像して召喚されれば、 使役する全ての悪魔は同じ姿になる。 だから召喚した者が特定されるのだ。 先ほど先生は、「僕の記憶で見た」悪魔だと言った。 先生は、人や物の記憶を見ることが出来る。 僕がここに来たとき、左腕の謎を知るために、 一度記憶を見たのだ。 雅也「ですが、僕はまだ未熟者です。    人間界にいけるにはまだ修業しないと…。」 久遠「その件なら話は通しておいた。    人間界にいる者にも君を見つけるように言っておいた。    だから、安心して行きなさい。」 雅也「…はい。」 やっぱり久遠先生だ。やる事が早い。 …というか早すぎる…
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