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「それでね…何度か…ここへ来た人がいたの
……でも……その人は、違うって…だから…もう誰も入れちゃダメって」
「…おかしいだろ、それ……矛盾してる…待てと言いながら、誰も入れるな…?」
おかしい
守るとは一体なにから?
あの老婆はなにをしようとしてる?
「違うの…違うのよ…………………あたしが、愛した人だけを、入れなさいって」
愛した…人?
「ΣΣΣΣ!?!?!?!?////」
「でも、あなたは勝手に入ってきた」
「あ…や…その/////」
彼女は立ち上がり、少し俺から離れたところに立ち、笑顔でこう言った
「でも、いいの。
ねぇ、名前を教えて?」
「…エドワード…エドでいい」
「そう………ねぇエド、あたしのお友達になって?」
「は………?」
「お友達なら入れたって構わないわ!」
「ちょ、ちょっとま…」
「あ、でもばっちゃんには会わせられないけど…やっぱ怒るかもだし…」
「ちょっと待て!!」
「だめ……?」
大声を出して彼女の声を制するが
軽く首を傾げ、少し不安気な表情をして俺に問う姿を見てしまえば
断ることはできないだろう
「…あー…その…………歌…」
「え……?」
「友達になるかわり…毎日、お前の歌を、聞かせてくれ」
言うと、彼女は満面の笑みを浮かべ
大きく頷いた
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