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次の瞬間、俺は徳井に押し倒されていた。
「じゃあ、死んでくれよ。
俺と一緒に。」
そう言って徳井は、ゆっくりと俺の首に手を掛けた。
「良いですよ。
でもさ、俺の本当の気持ちを言えば、俺は徳井と2人で生きたい.....かな。」
俺がそう言うと、徳井の手はピクッと動いてそのまま止まってしまった。
俺は徳井がどうしてもって言うなら一緒に死のうと思う。
でも、やっぱり2人で生きて行きたいと思う。
生きて、徳井の傍に居て、徳井と一緒に過ごして、徳井と一緒に笑いたい。
俺がそう言うと、徳井はゆっくりと手を離した。
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