341人が本棚に入れています
本棚に追加
尾形先輩とは部活は違うけど、一目見た時から尾形先輩が好きだった僕はサッカー部のクラスメイトに頼んで繋がりを作ってもらい、仲良くさせてもらっている。
「そうなんですけど、傘がなくて帰れずにいたんです。」
「なら俺の傘入れよ。
俺、折り畳み傘持ってるから。」
尾形先輩はそう言いながら、鞄から折り畳み傘を取り出した。
「えっ!良いんですか?」
「良いに決まってんだろ。
ほら、行くぞっ。」
「えっ、あっ、ちょっ。」
僕は半ば強引に尾形先輩の傘に入ることになった。
ヤバい、どうしよう。
これって俗に言う『相合い傘』だよね?
凄いドキドキしてきた。
.
最初のコメントを投稿しよう!