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「おっと、名乗るのを忘れていたな。拙者の名は松本五郎左衛門。ユウジ殿の七代前の先祖に当たる存在だ」
「あ、そうなんですか! う~ん……」
侍は松本五郎左衛門と名乗る。
松本……ああ、母さんの旧姓が松本だったな。
やっぱり母方のご先祖様なのかな、この侍は?
それはともかく。
「ねえ、ご先祖様……武田の奴と接触する方法があるって言ったよね?」
「うむ、確かに」
「じゃ、じゃあ、その方法を教えてくださいっ!」
僕は早速、侍……いや、ご先祖様である松本五郎左衛門に対し、友人である武田と接触する方法を尋ねるのだった!
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