ティアマト(バビロニア)

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ティアマトはバビロニアの全ての神の母親で、ポロポロと子供を産み落とした。 結果、子供や孫が増えすぎて、宇宙が騒がしくなっちゃった。 「この悪ガキども!静かにしなさーい!」 「うるせぇ!クソババァ!」 母親に逆らう反抗期の子供達。 叱られ逆ギレした彼らは父親を殺してしまう。 「こ、このクソガキどもが…。無に還してやる!」 夫を殺され激怒したティアマトは、竜に変身して子供達に戦いを挑み、次々と倒して行った。 最後に彼女の前に立ちふさがったのが、マルドゥクで。 激戦の末、ティアマトは敗北する。 マルドゥクに引き裂かれた体の半分は天空になり、もう半分は大地に変わった。 乳房は山になり、その側に泉が現れた。 両目からはチグリス川とユーフラテス川という大河ができたそうな。 なんじゃこの子供達は…。 両親ないがしろ。 神々って親殺しが多いよね。 .
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