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少年の左足から鮮血が地に広がる。
少年の首筋に初めて氷塊が落ちた。
今まで以上の恐怖に少年の顔がゆがんだ。
必死に起き上がろうとしてもやけるような痛みと全身の震えが止まらず、起き上がれない。
ほふく前進のように体を引きづりながら逃げようとするが、無情にも男は少年の前をふさいだ。
少年の髪をわし掴み、顔を上へと向ける。
「次はどこを撃とうか?死なせなければいいしな」
男は少年の腹を思いっきり蹴った。
何回か蹴った後、足に衝撃が走った。
少年を見ると紅いナイフを持っている。
男は自分の足を見て、脳が理解し、悲鳴をあげた。
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